VOL.8:「桜の伝説」
今年の桜は早めの開花です
桜を見ると思い出すのが「桜の下には死体が埋まっている」という言葉。
この話、聞いたことありますか?
実は、この機会にネットで検索してみると、梶井基次郎作の「桜の木の下には」という小説で…というのが出てきました。あんなに美しく咲く桜は、人が埋められているからだ!乱暴に言うとそういうことらしい。また、花が咲く前の桜の樹皮を使って草木染めをするとピンクに染まるのは、人の血を反映しているとか、花の色は血の色だ!などもありました。
でも、私が聞いた話はこれとは別。
埋められた人が桜になっているから枝を切ってはいけない。手足を切るようなものだ!という話です。「桜切るバカ、梅切らぬバカ」というような言い方もしますが、桜は枝を剪定すると切り口から腐りやすいので、剪定しちゃダメよ!ということらしいのです。梅はまったく逆で剪定をしながら仕立てていくものなんですね。もちろん今ではいい薬があって、切り口に塗っておけば腐りにくくなったそうですが、それでもあまり剪定する樹木ではありません。
桜にまつわる伝説は、
その美しさからか死のイメージと結びつきやすいのかもしれませんが、冬を押し出すように咲く桜はあまりにも足早で、満開の数日間は日常ではないように感じます。この非日常の高揚感が様々な伝説を生み、次の季節へと生活を切り替えさせてくれるのでしょう。
桜とのかかわり方や感じ方は日本文化として、
すでに多くの方々がたくさんの言葉や文章を残しています。いやいやそんな難しいことより、花と美味しいお酒でしょう!という方もいるでしょう。まあ、とにかく出かけましょう。空調の効いた室内より季節や伝説を感じに。たとえ花曇でも、花冷えでも。
季節の刺激を感じられる生活って楽しいと思いませんか?











